血圧計

どこんちにもありますよね、血圧計って。

もちろんわが家にもあるんですが、少しいいものが欲しくって家電店に行ってきたんですよ。
いやあ、あるわあるわ、いろんな種類のが高いのから安いのまで沢山。
目移りして困ります。

いえ、結局買わずに帰ってきたんですが(^^;;
自宅にあるのになんで新しい血圧計かっていうと、話はひと月ほど前にさかのぼります。

ある有名な方の講演会に参加したんです。
沢山の刺激を受けたのが原因でしょうか、講演会が終盤に差し掛かる頃、後頭部に奇妙な違和感が。正確に言えば後頭部内部に。
実は講演会終了後に講師の方を囲む懇親会への出席を予定していたのですが、どうにもその違和感が気味が悪くて、そのまんま帰宅いたしました。

帰るなり、血圧計を引っ張り出して計ってみると、なんとなんと165の100。

いくらなんでもこんなに高いのは経験がありません。
家人に布団を敷いてもらい氷枕をあてがってもらってそのまま横になりました。
しばし落ち着いてから再度計ってもさして変わらず、まあその晩は様子見をいたしまして、翌日近所の医者に行ってきました。
お医者様いわく、

「どうしました?」

先生、頭の中にメロンが入ってるみたいな感じなんです。

お医者様いわく、

「160ぐらいじゃあ血管も破けませんから。
気になるようでしたら、
弱い降圧剤を出しますからそれを飲んでください」

根が素直ですから、はあそうですかと。

医者に診てもらうというのは心理的に楽になるようで、それとも血圧の高さに体が慣れてしまったのか、あまり気にならなくなりました。

でもってそれから数日後。
またもやメロン頭状態になってしまいました、それも前回より具合が悪い。
再びお医者様へ出かけました。

お医者様いわく、

「どうしました」

先生、またもやメロンです。

お医者様いわく、

「はあ、高いですねえ。
このあいだのクスリ飲んでました?」

(ん?気になるようなら飲めって言わなかった?)

先生、あんまり気にならなかったので飲まなかったです。

お医者様いわく、

「あ、そうですか。
このあいだのクスリは初心者用でして、
急に飲んで今度は下がりすぎるとね。
下がるほうが怖いですから。
今回は普通の出しますから」

(だから、飲んでないのに)

まあたいした検査をするまでも無くお薬をいただいて帰りました。

それからですねえ、血圧を気にするようになったのは。

で思ったんですよ。
今時ですから、血圧計もスマホとかPCとか連動するやつあるんじゃねえのと。

あるんですねえ。
そういうのが沢山あるんです。
wifiとかbluetoothでつながるやつが。

ブブブ~ッ、ピッピッピッピーと完了すると、データはスマホやPCに飛んでるという優れもの。

新しいモノ好きなので、そういうのを求めに行ったわけですが、考え直しました。
来年のゴルフコンペの商品にしようと。
そして、自分でもらっちゃおうと。
そういうことに決定したのであります。

う~ん、いい考え。
そいで血圧どうしたって?
ありがとうございます。ご心配いただいて。
おかげさまで上のほうは130近辺で落ち着いているようです。
歳相応でしょうかね。
高かったのは、ストレスや疲労があったのが原因らしいです。
あ、あんまり血圧を気にしなくなったっていうことか(^^;;

切れ端

帰宅すると、くしゃくしゃになったノートの切れ端を女房に手渡された。
亡くなった母親の引き出しを整理していたら、奥のほうから出てきたらしい。
俳句らしきものが走り書きされていて、内容から見ると11年前に父が逝った後あたりのものらしい。
遺影の前に供えるとおふくろさまも恥ずかしいだろうから、自分が持っていることにした。

う~ん

アイスクリーム、小さなスプーンで3つ。
ヤクルト、半分くらい。
水、30c.c.
小さな氷のかけら、2つから3つ。

体温、夜8度ぐらい。氷枕と腋窩、鼠径部を冷やして6度5分ほど。
寝汗をかいて下着交換1日2度から3度。

訪問看護で1回20分ほどの点滴を1週間。

相変わらず問いかけには反応しない。
聞こえてはいるが、応えることを「拒否」している。
タイミングが合えば、かすかに首を縦横に振って応える。
もっと調子がいいと、声に出す。
ただし聞き取れるほどの声ではない。

昔の歌を歌うと、聞き取れぬほどのハミングでついてくる。

この一週間でずいぶん痩せた。

エアコン

二階の部屋の天井は屋根との間にあんまし隙がねえものだから、お天道様にちいっとばかり焼かれると、もわあっと熱気がこもる。「エアコン付けましょうか」と若い奴が入ってくるなり、つい先に部屋で待っていたおいらに声をかけるから、「いらねえよ、窓を開けりゃあいいじゃねえか」と応えると面白くなさそうな表情がちらりと顔を過ぎったがすぐに繕って「そうですね、もったいないですよね」とつくり笑いで応じた。そのあとばらばらっと部屋に入ってきた連中に、おい、時間はとうに過ぎていると腹の中で毒づいた。最後に入ってきた奴が黙ってエアコンのスイッチを入れたので、その騒音と最初に出てくる生ぬるい風で部屋は一瞬前より暑くなり、その後徐々に冷気に変わっていった。

プライド

認知症でも心はものすごくナイーブなんだ。
この数日、そんなことに気が付いた。

1週間前のデイケアから戻って以来、お袋さまの様子がなんか違うのだ。
ひとりで食事ができなくなったし、女房殿が口元に運ぶスプーンも受け付けなくなった。
食べられなくなったのではないような気がする。
食べることを拒否しているような、そんな気がする。

口元を真一文字に閉じ、目をつぶり、頭を垂れている姿は、かかわってくれるなとすべてを拒否しているように見える。

呼びかけにも応答しない。
聞こえているのに応えない。

ベッドの中では両腕を胸の前に組んで小さくなっている。

極端に具合が悪いわけでもない。
なんかものすごく嫌なことがあったんだと思う。

通所先であったとは思いたくないが、われわれのちょっとした言葉や声のトーン、笑い声や怒った声、なにげない動作が、もしかしたら彼女の心を傷つけたのかもしれない。
今まで一緒に暮らしてきて、そんな場面があって、気づかずにあるいは気づいても、笑って過ごしてきたんだ。

認知症って心はものすごくナイーブなんだ。
認知症だってプライドはちゃんと持っているんだ。
そんなことに気が付いた。

だって知らなかった

「だれかいないの〜」

「………どうしたの〜」

早朝、寝床から、お袋様と女房殿のコール&レスポンス。
大声でやるもんだから、
うるさいったらありゃしない。

「だれもいないの〜」

「…きょうは日曜。
みんな寝てるの。
静かにしてね〜」

「あ〜、そう」

しばらく静かになったかと思ったら、

「日曜なんて知らなかった」
「日曜なんて知らなかった」
「日曜なんて知らなかった」

あん、なんで怒ってんだよ。

午前3時

あら、どうしたの?
私もそっちへ行っていい?
迎えに来て。
どうして迎えに来ないの?
ここどこ?
早く来て。
ここどこ?
ここどこ?
一体、誰としゃべっているんでしょうね。
午前3時前からゴングが鳴りました。
起きて声をかけたいのですが、体を動かすとあちこちが痛いので、クイックに動けません。
出逢いはスローモーション♫
中森明菜状態です。
ここどこ連呼が
徐々に激しさを帯びてくるので、
こらえきれずに
女房殿が床を抜け出し、
夢見たの?
まだ暗いからね。
も少し寝ようね。
珍しくすんなり納得して、
眠りについようです。
寂しいんですね。
孤独なんですね。
みんな歳とるとそうなるんです。
来月、親類の結婚式が遠方であって、
やむなくショートステイに3泊ほど予定を入れましたが、
なんか可哀想な気がします。
さてと、
今日は整形外科に行って、
レントゲン撮ってもらおうっと。
昨夜は寝返り打てなくて、
きつかった。
ということで、
みなさん、
おはようございます*\(^o^)/*
最近、ケガするの流行ってるからね。
みんな足元気を付けて歩こうね(^_-)

チータ

遊んできたので、今日はお袋様とお留守番。
なぜか365歩のマーチを延々と、

ワンツーワンツー
ワンツーワンツー
ワンツーワンツー
ワンツーワンツー
ワンツーワンツー
ワンツー………………………

歌うはめになってなっております。

寝坊

最近夜更かし。
布団の中でスマホいじったりして。
12時過ぎたのに気づいて眠る。
ひと眠りしたころ気配に起こされる。
母親が誰かを呼ぶ声。
ベッドのきしむ音。
スリッパを引きずって歩く足音。
眠い目をこすりながら起きる。
母親をさとす。
なだめる。
懇願する。
そして怒る。
ベッドに寝かしつける。
自分も再び布団に入る。
母親が誰かを呼ぶ声。
ベッドのきしむ音。
スリッパを引きずり歩く足音。
妻が起きる。
母親をさとす、
なだめる。
懇願する。
そして怒る。
妻のその声で目覚める。
布団の中でもう少し睡眠を取ろうと努める。
障子越しの朝がやってくる。
うとうと眠りに入る。
目覚める。
思いっきり寝坊。

スリッパ

最近夜更かし。布団の中でスマホいじったりして。12時過ぎたのに気づいて眠る。ひと眠りしたころ気配に起こされる。母親が誰かを呼ぶ声。ベッドのきしむ音。スリッパを引きずって歩く足音。眠い目をこすりながら起きる。母親をさとす。なだめる。懇願する。そして怒る。ベッドに寝かしつける。自分も再び布団に入る。母親が誰かを呼ぶ声。ベッドのきしむ音。スリッパを引きずり歩く足音。妻が起きる。母親をさとす、なだめる。懇願する。そして怒る。妻のその声で目覚める。布団の中でもう少し睡眠を取ろうと努める。障子越しの朝がやってくる。うとうと眠りに入る。目覚める。思いっきり寝坊。