かぜ

風が吹くと無性に寂しくてね。
電線や梢がびゅうびゅうと鳴って、えらい寂しいのさ。
ねんでだろうね。
子どものときからそうみたいだなあ。
台風が発生したというニュースを見ると、進路が気になってしようがない。
風が吹くとさ、我が家は粗製乱造時代の家だから、柱もこうマッチ棒みたいに細くってね、戸と柱の隙間や畳と畳の間から風がひゅうひゅう入ってきて薄ら寒いんだなあ。
あれかね、隙間風や雨漏りは貧乏の象徴みたいなもんだから、結局貧乏が怖いのかね。
ともかく風はいやだよ。
早く収まってくんねえかなあ。

血圧計

どこんちにもありますよね、血圧計って。

もちろんわが家にもあるんですが、少しいいものが欲しくって家電店に行ってきたんですよ。
いやあ、あるわあるわ、いろんな種類のが高いのから安いのまで沢山。
目移りして困ります。 続きを読む

切れ端

trash帰宅すると、くしゃくしゃになったノートの切れ端を女房に手渡された。
亡くなった母親の引き出しを整理していたら、奥のほうから出てきたらしい。
俳句らしきものが走り書きされていて、内容から見ると11年前に父が逝った後あたりのものらしい。
遺影の前に供えるとおふくろさまも恥ずかしいだろうから、自分が持っていることにした。

う~ん

アイスクリーム、小さなスプーンで3つ。
ヤクルト、半分くらい。
水、30c.c.
小さな氷のかけら、2つから3つ。

体温、夜8度ぐらい。氷枕と腋窩、鼠径部を冷やして6度5分ほど。
寝汗をかいて下着交換1日2度から3度。

訪問看護で1回20分ほどの点滴を1週間。

相変わらず問いかけには反応しない。
聞こえてはいるが、応えることを「拒否」している。
タイミングが合えば、かすかに首を縦横に振って応える。
もっと調子がいいと、声に出す。
ただし聞き取れるほどの声ではない。

昔の歌を歌うと、聞き取れぬほどのハミングでついてくる。

この一週間でずいぶん痩せた。

エアコン

二階の部屋の天井は屋根との間にあんまし隙がねえものだから、お天道様にちいっとばかり焼かれると、もわあっと熱気がこもる。「エアコン付けましょうか」と若い奴が入ってくるなり、つい先に部屋で待っていたおいらに声をかけるから、「いらねえよ、窓を開けりゃあいいじゃねえか」と応えると面白くなさそうな表情がちらりと顔を過ぎったがすぐに繕って「そうですね、もったいないですよね」とつくり笑いで応じた。そのあとばらばらっと部屋に入ってきた連中に、おい、時間はとうに過ぎていると腹の中で毒づいた。最後に入ってきた奴が黙ってエアコンのスイッチを入れたので、その騒音と最初に出てくる生ぬるい風で部屋は一瞬前より暑くなり、その後徐々に冷気に変わっていった。

プライド

認知症でも心はものすごくナイーブなんだ。
この数日、そんなことに気が付いた。

1週間前のデイケアから戻って以来、お袋さまの様子がなんか違うのだ。
ひとりで食事ができなくなったし、女房殿が口元に運ぶスプーンも受け付けなくなった。
食べられなくなったのではないような気がする。
食べることを拒否しているような、そんな気がする。

口元を真一文字に閉じ、目をつぶり、頭を垂れている姿は、かかわってくれるなとすべてを拒否しているように見える。

呼びかけにも応答しない。
聞こえているのに応えない。

ベッドの中では両腕を胸の前に組んで小さくなっている。

極端に具合が悪いわけでもない。
なんかものすごく嫌なことがあったんだと思う。

通所先であったとは思いたくないが、われわれのちょっとした言葉や声のトーン、笑い声や怒った声、なにげない動作が、もしかしたら彼女の心を傷つけたのかもしれない。
今まで一緒に暮らしてきて、そんな場面があって、気づかずにあるいは気づいても、笑って過ごしてきたんだ。

認知症って心はものすごくナイーブなんだ。
認知症だってプライドはちゃんと持っているんだ。
そんなことに気が付いた。

だって知らなかった

「だれかいないの〜」

「………どうしたの〜」

早朝、寝床から、お袋様と女房殿のコール&レスポンス。
大声でやるもんだから、
うるさいったらありゃしない。

「だれもいないの〜」

「…きょうは日曜。
みんな寝てるの。
静かにしてね〜」

「あ〜、そう」

しばらく静かになったかと思ったら、

「日曜なんて知らなかった」
「日曜なんて知らなかった」
「日曜なんて知らなかった」

あん、なんで怒ってんだよ。

午前3時

あら、どうしたの?
私もそっちへ行っていい?
迎えに来て。
どうして迎えに来ないの?
ここどこ?
早く来て。
ここどこ?
ここどこ?
一体、誰としゃべっているんでしょうね。
午前3時前からゴングが鳴りました。
起きて声をかけたいのですが、体を動かすとあちこちが痛いので、クイックに動けません。
出逢いはスローモーション♫
中森明菜状態です。
ここどこ連呼が
徐々に激しさを帯びてくるので、
こらえきれずに
女房殿が床を抜け出し、
夢見たの?
まだ暗いからね。
も少し寝ようね。
珍しくすんなり納得して、
眠りについようです。
寂しいんですね。
孤独なんですね。
みんな歳とるとそうなるんです。
来月、親類の結婚式が遠方であって、
やむなくショートステイに3泊ほど予定を入れましたが、
なんか可哀想な気がします。
さてと、
今日は整形外科に行って、
レントゲン撮ってもらおうっと。
昨夜は寝返り打てなくて、
きつかった。
ということで、
みなさん、
おはようございます*\(^o^)/*
最近、ケガするの流行ってるからね。
みんな足元気を付けて歩こうね(^_-)

チータ

遊んできたので、今日はお袋様とお留守番。
なぜか365歩のマーチを延々と、

ワンツーワンツー
ワンツーワンツー
ワンツーワンツー
ワンツーワンツー
ワンツーワンツー
ワンツー………………………

歌うはめになってなっております。