デトックス

ほろ酔いの地下鉄西船橋行き   2015/01/09

シーツ体に巻き付けて六時半   2015/01/09

九段下のホテルの部屋の狭さに   2015/01/09

総武線の警笛一声四ツ谷   2015/01/09

三連休盛岡行きの混雑   2015/01/09

目が覚めて午前三時に五分前   2015/01/10

キーボード暫し休めて外は雪   2015/02/12

この雪は名残の雪かはろはろと   2015/02/12

空調の音喧し雪の果   2015/02/12

武蔵野線の揺れにまかせて春時雨   2016/04/06

宴会を逃れて静けさにひたる   2016/06/23

石塊ひとつ心に抱え帰途につく   2016/09/27

どうしようもない時間に目が覚めた  2016/09/27

秋雨がアスファルト染めている朝   2016/09/27

JUJUといふ歌い手が歌ってゐる   2016/09/29

身体の天辺に頭痛をのせてゐる   2017/01/29

月曜といふ憂鬱が近づゐて来る   2017/01/29

激しさが空に散りゆくゲットバック   2017/1/30

月曜の闇が歯の疼きを運んでくる   2017/01/30

17時32分の月がスイングする   2017/01/31

三日月が君の声をささやきに変える   2017/01/31

開花予報が運んできたボクの高血圧   2017/03/31

頭の中を音立てて滾る血流   2017/04/01

野火焚せんとしてライターのガス切れ   2017/04/03

こわい

怖い

暖かな寝床から抜け出して
熱いシャワー浴びて
ポストから新聞取り出して
コーヒーの香りの中で新聞を読む
普通に朝食をとって
妻の声に送られ家を出る

怖い

おはようの挨拶を交わし合って
職場の朝礼にのぞんで
朝一番の電話のベルで
今日一日の仕事スイッチがはいる
普通に仕事をして
軽い疲れを抱えて会社を出る

怖い Why? 怖い
怖い Why? 怖い
怖い

月の光を浴びながら車を降りて
家のチャイムならして
おかえりの声に迎えられて
ドアの外に肩の力を脱ぎ捨てる
普通に帰宅をして
いつものように
いつものように

でも怖い
でもWhy?
でも怖い
でもWhy?

得体の知れぬ気持ち悪いものが
日常の普通の当たり前の生活を脅かしている
得体のしれぬ気持ち悪いものが
子供たちや女たちや男たちを脅かしている
得体のしれぬ気持ち悪いものが
たおやかで美しくかえ難い自然を脅かしている

でも生きていく
普通に生きていく
怖さとの静かな戦いを続けて生きていく
かけがえのないこの故郷で生きていく
いつの日かあの得体の知れぬ気持ち悪いものが
私たちのまわりから消え去る日まで

ははははは

ははのききのきおおきなきのきめがでてはがでしげってそだつははのききのきおおきくそだちひかげをつくるははのききのきこかげでひるねこもれびゆれるははのききのききたかぜふいてこのはがあかいははのききのききたかぜふいてはっぱがとぶよははのききのきさいごのはっぱいちまいおちたははのききのきしずかにねむれ

6月22日の駄句

門口で振り返りをり梅雨曇

でで虫も別れに角を出す日かな

20年近く勤めてくれた女性社員が今日定年を迎えました。
雇用延長もあるのですが、

「会社も大変厳しいでしょうし、
 私もこの辺が潮時かと思います。
 長い間お世話になりました。」

といって、定年退社を希望されました。
ほんとうにお疲れ様でした。