子宮につたえよ

もとい、至急につたえよ、じゃなかった「利休につたえよ」でした。
ごめんなさい。
山本兼一著、PHP研究所出版、『利休につたえよ』。
第140回直木賞受賞作です。

先だっての上京の際に東京駅構内の本屋店頭に平積みになっていたものを買い求めました。
新幹線での行き帰りが続いたものだから車中で読んでおりましたがまだ四分の三ほど読み余しており、夜、寝床に入っては頁を繰って読了を目指そうとしたのですが、ついつい夢の世界に引き込まれるものでまだそのままに。
ようやく今朝ほど読み終えました。
早起きはほんとに良いですね。

Rikyu_2 
肝心の中身ですが、面白かった。
茶の湯とは全くご縁がありませんし、ましてや侘び寂とは。
さりとて歴史ものや時代小説もそんなに好んで読むほうではありませんが、面白う御座いました。
利休切腹の日からなぜ彼が死なねばならなかったのか彼がなぜそれほどまでに美しいものに執着を深めていったのか、その原点が、彼や彼と関わる人たちの心の動きから解き明かされながらお話は時間を遡って行きます。
この夏、木槿の花が咲くのを見れば、この小説を再び思い出すかもしれません。