女房の冒険

女房が東京へ連れて行けとうるさい。
出張の時に一緒に行きたいのだという。
東京ドームでのキルト・フェスに行きたいのだが、一人で行く自信が無い。おまけに日本橋の三越でアンティーク・キルト展があるのでそこにも立寄りたい。日本橋から東京ドームまでどうやって行けばいい、帰りはどうすればいいとうるさい。
東京駅からひと歩きすれば日本橋なんてすぐだし、ドームまではタクシーを拾ってもさほどではないと、相手にしないでいた。
そしたらお袋様が介入してきて、困ってるんだから連れて行ってやったらいいでしょうと、黄門様みたいなことをいうので、昨日は女房と一緒に上京。
東京駅から丸の内線で大手町、大手町から半蔵門線でボクは九段下へ、女房は反対方向の三越前へ分かれる。さすがに心配で、きちんと乗れたか売店の後ろから覗いていた。
帰りは待ち合わせて一緒に。間違えないで来た、東京なんてちょろい、買い物も一杯したと、小さな冒険を終えて女房は少々興奮気味だった。

墓参り

昨日は父の命日。
前日の日曜に女房とお袋と連れ立って墓参を済ませた。
いつもの冬だと、小高い山の中腹にある墓地はとっぷりと雪に埋もれているが、今年はまるでそれがない。おまけにとても良い天気で風もほとんど無い日だったので、墓前に参った後は、そこでしばらく一休み。遠く南に市内が一望できて気持ちが良かった。
あれから3年。ボクにとってはあっという間の3年だが、その3年でお袋の背はすっかり丸まり足腰も随分弱った。近頃はとみに物忘れも激しくなったようだ。同じ3年でも違うものだと、横顔を眺めて思った。
その後、墓地近くの縁戚の家に立寄り、白菜の漬物とイカ人参で茶を飲んだ。
3時を回って帰宅の途についたが、思い立ってお好み焼きを食いに。前から人づてに聞いていた「広島焼かっちゃん」に立寄る。おいしかった。