早起きは・・・・・・・・・・・・眠い

ぷぅーん。

布団の耳元に弱々しい蚊の羽音がして眼が覚めた。
もう10月半ばなのに、蚊の奴めまだ生きながらえている。
起きたくも無いし刺されたくもないので毛布を頭の上まで被りシェルターにした。
と、左手の甲が猛烈に痒くなってきた。
奴め、既に仕事を成し終えていたとは。
弱々しい割には意外に仕事が早い。

手の甲を猛烈にかきむしっていると、お袋様の隣の部屋の明かりがポッと付いた。
ん、何時だ。
時計を見ると、3時30分。
トイレか。

しばらくしてもトイレに行く気配が無い。
どうやら着替えをしているようだ。
ははん、寝ぼけたな。

「起きたの?」
「ん、着替えしてるの。 起きていいんでしょ」
「まだ、早いよ。 もう少し寝ていていいんだよ」
「あら、そう。 朝じゃないの?」
「まだ3時半だよ」
「あら、そう」

お袋様を寝かしつける。
女房殿はまだ熟睡。