おらほの新聞

他県の地方紙に目を通す機会はあまりない。
もちろん、この県の地方紙が他県の方の目に触れる機会も
そう多いものでは無いだろう。

福島県には地方紙が2紙ある。
「福島民報」、「福島民友」の2紙が互いに部数を競っている。

そのいずれも、他と同じように、ローカルの話題が満載される。
それこそ、阿武隈川で大きな鯉を釣り上げたなどというような話が写真入りで出るし、
地元の学校が全国大会出場などというと、
時によっては一面に大きな見出し入りで掲載される。
どこどこの交差点で出会い頭に衝突した、
どこどこに空き巣が入ったという小さな事件が載り、
何々町内会で納涼盆踊り、
なんとか教室でフラダンスの発表会があるというようなお知らせまで、地方色一色だ。

なかでも訃報欄は細かい。
大抵の葬儀は掲載されているので、
仕事を通じてなど交際範囲の広い人は、
地方紙朝刊の訃報欄チェックはかかせない。

全体に、おおらかでのんびりとしていて、
それでも、ここに住むものには欠かせない情報が紙面を彩っている。

しかし、それも震災前までだ。
震災後、津波、原発、放射能、汚染、除染、風評、被災、避難、飯館、浪江などの単語が、紙面のあちらこちらに登場し、いままでのおおらかな雰囲気が吹き飛んだ。

行方不明者、身元不明者のお名前が一面だけで足らないこともあった。
片隅には、定時測定放射線の場所別一覧が載り、
訃報欄には数人まとめての葬儀案内を見ることがよくあった。
おそらく、家族で被災し亡くなられた方々だ。

他県の方に、フクシマの新聞に目を通してほしい。
それぞれの町の地方紙と見比べてほしい。

フクシマがどれだけ厳しい環境に置かれているか、
地元住民がどれだけ放射能に関する情報を欲しがっているか知ってほしい。

フクシマの新聞に目を通してください。
「口が重く我慢強い」われわれがどういう状況に置かれているか、
きっと紙面から見えてくるはずだ。

旅行や出張で他県に出かける折には、
ぜひ、民報、民友をおみやげに。 

タラス

Taras 台風12号タラスは行く手を日本列島のど真ん中、首都圏へ向けてゆっくり進んでいます。
伊豆諸島近海に達した時も960hPa、最大瞬間風速50mと勢力を保ったままとの予想が出ています。
上陸後は日本列島縦断との予想も。
週末のお天気は危ういですね。 

AR力

先月、お袋様が緊急入院、幸い事なきを得たのですが、
3週間近くの入院はやはり相当なストレスだったようです。

このストレスに影響を受けてお袋様の「AR力」が大幅にアップしました。
AR=Augmented Reality、拡張現実力です。

先日、女房殿、法事がありまして、黒い服を身に着けて出かけました。
それを見送った後、お袋様と一緒に、
某音楽祭のオーケストラ演奏のビデオを見ました。

お袋様も飽きずに第一楽章を付き合ってくれて、楽しく見られたのですが、
第二楽章に入って、
お袋様、「私も行ってくる」と言って席を立ち、
何かを探すようにキッチンのほうへ。

「トイレはあっちだよ」と声をかけると
「違うの、私も行って見てくる」

「ん?」

お袋様の断片的な言葉をよくよくつなげて推理してみると、
女房の喪服=楽団員の黒服。

つまりテレビの「向こう」で盛大に法事をやっているので、
自分も行って拝ませてもらう?
これには大笑いです。
お袋様は至極真面目なのですから。

この休みに、TVの時代劇映画をお袋様と一緒に見ておりますと、
画面には爆発のシーンなどがやたら出てまいります。
そわそわしてきたお袋様がこう申します。

「片づけなくていいの?あんた早く行って片づけてきなさい!」

どうもテレビの画面を通して拡張された現実を見てとる力、
私たちには無い「AR力」を確実に自分のものとしたようです。

弱り蚊

昨夜遅く某タレントの記者会見。

人生はわからないもんだ、でも55歳にしては有り余るほどの財をなしたんだろうな、あちら方面とはホントのところどんな付き合いだったのか、あの日曜の夜、24時間走り続けた老アナを抱きとめた時は、もう既に知っていたんだろうか、他にもトップで放送すべきニュースがあるではないかなどと、女房殿と要らぬ詮索しながらテレビを見ているうちに、床に就く時間が遅くなってしまった。

遅く寝た割りにずいぶん早い時間に目覚める。
腕や足の痒みで目が覚めた。
数日涼しい日が続き油断したものだから、蚊取り線香を焚いていなかった。

今さら遅いが、ガサゴソと線香を取り出して火を付け、もう一度床のなかに戻る。
おや、もう新聞屋さんが来た。
起きて新聞を読もうか。
それとも、風呂にでも入るか。

某タレント氏は、よく眠れたろうか。

必需品

嫌ですねえ。
余震が続きますよ。
だいぶ慣れてはきたのですが、それでもグラリとくると、思わず腰を浮かせてしまいます。

今朝もそうですよ、例によってシャワーを浴びておりますと、グラリ。
体にまだシャボンを付けたままで、一応逃げ口の確保です。

風呂場の戸と脱衣所の戸を、ガラリ!バタリ!と開け放ちます。
ああ、こんな貧相な体をさらしたまま、オレはこの家の下敷きになっちまうんだろうかと、幽体離脱した自分が上空から俯瞰したショットが一瞬だけ頭をよぎります。
あっ、股間だけは隠しておきたいので、タオルを手に取って腰に結ぼうとするすのですが、腹がでかいのかタオルが小さいのかしっかり巻けません。
バスタオルを取ろうと、脱衣所の床に足を伸ばすと、そこにあったはずのバスマットが、先ほど慌てて戸を開けた時に蹴とばしたか、着地すべき足の位置にはありません。
濡れている足が、洗面所の床でヌルリと滑ります。
一方の足は、まだ風呂場の中です。
ということは、このまま股裂きの体制で股間を打ち付け、あゝなんとみっともない。
こんなことで女房に救急車を呼ばせたくない。
だいいち、その女房にも見せたくない。
踏ん張れ。

おゝ、踏ん張った。

体勢を立て直し、バスタオルを腰に巻き、脱衣所から女房に、

おい、地震だぞ!

あら、地震だったみたいね。

風呂場での慌てぶりを見られなかったことだけが幸いでした。
余震が続きます。
お風呂に入るときは、すぐ手の届くところにバスタオルを置いておくといいですね。

安産祈願

大きいお腹を抱えて訪ねてきた元社員。
まさに臨月、
細い体をしていたのに、お腹を中心に体全体がふっくらしています。
顔つきも柔らかくなって、お母さんになる前の女性の美しさを再認識しました。

高校を卒業後に入社して、資材購買の業務についてもらった彼女は、持ち前の負けん気と能力の高さで、お取引様とも社内のベテランとも丁々発止で渡り合い、皆の信頼を勝ち得てきました。
よき伴侶を見つけ、結婚、妊娠といたったのですが、
おい、60歳までは絶対勤めろよと、常々言ってきましたし、
彼女もそういうつもりでした。
しかし、震災以降、少し事情が変わりました。
震災によって、伴侶の勤務する会社の商圏を再編成せざるを得なくなったそうです。
当県から他県へ転勤、その結果、彼女も退社を余儀なくされました。
いつかまた、福島へ居を移したら、会社に戻ってこいよと話をしながら、
元気な赤ちゃんの誕生を祈りました。

思うのですが、働きながら子供も見ることのできる保育園付の会社をつくりたいなあ。
そこらへんのやわな男性より余程しっかりしている女性が沢山いるのですから、その人たちが存分に働ける職場をつくりたい。
彼女と話していて、そんなことを思いました。

ちっとは

一部には特需があるのですね。
夜の街は結構栄えているようで、タクシーや代行の運転手さんが一様におっしゃるのですよ、えー、お陰様でって。
週末に乗った代行さんも、時間帯がそうだったせいか、引っ切り無しにお呼びがかかっていたようです。
ホーシャノー、ホーシャノーと騒がれながらも、夜の街が元気なのは大変うれしいことです。

さてと、代行さんに送られて帰った金曜の夕刻、ここのところサボり気味の某団体小グループ活動に参加してまいりました。
某所中会議室、全席埋まっておりませんので、本日の出席は15、6名といったところでしょうか。
グループ長さんのご挨拶と若干の連絡事項がございまして、本題に入ります。
与えられたテーマに関して当番になられたお二方が熱く語るのです。
勉強になりました。
S藤さん、お若いのに沢山本を読んでらっしゃる。
驚きましたよ。若い時の自分だってあんなに読んでません。
読書量とその学習意欲にまいりました。
あゝ本を読まなきゃと反省しきり。
その前に眼鏡屋さんにいかなければ。

T川さん、驚きましたねぇ、ご本の執筆までなさっていらっしゃる。
わが団体の女性経営者は、なぜこうにも行動的で決断力に優れパワフルなのか、すごいです。
お二方のお話に感服でした。

勉強を終えた後は例によって場所を変えて懇親会。
本日はMめん亭という民家を改造したような風情のある居酒屋さん。
お料理もお酒もおいしゅうございました。
皆さんとも沢山お話しできましたし。
で、帰宅すればよいのですが、なんかまだお腹に余地があるようなので、行きつけの寿司屋さんに立ち寄りました。
お茶を飲みながら二つ三つ握ってもらい、おかみさん旦那さんとよもやま話。
食べている間に、折を一人前、おみやげに包んでもらい、帰途につきました。
ほんの少しですが、街なかの景気に貢献できたでしょうか。

おーい、お袋様!
寿司だゾ、寿司。
起きろ、起きろ。 

肉を食う

小生、決して肉食系ではありません。
草食系でもありません。
豆や芋、とうふ等を好む植物性タンパク質系です。

毎日楽しみに拝読する『富豪記者ブログ』、本日のお題が、「肉を食う」。
その中で紹介の「玄海」の水炊きスープ、うまいです。
肉食系ではない小生も、
そのスープの風呂に入りたいと思うぐらいうまいです。

夏の鍋も捨てがたいですよね。
もちろん涼しい部屋で、ですが。

余震に用心

Jishin0819 金曜日、3.11と同じような時間帯に、ぐらり。

前回の地震では机の引き出しが飛び出し、挙句の果てに倒れてしまった経験があるので、いちおう引き出し抑え作戦。

眼でガムテープを探したのですが、前方10時の方向、距離約7メートルじゃあ、届きません。

さいわい、テープを無駄にすることも無く揺れは収まりましたが、びっくりです。

前回もそうでしたが、金曜日はお袋様がデイサービスの日。
女房殿も自宅におりません。(と思います)
したがって、まあ大丈夫だろうと安否確認の電話もしませんでした。
被害を受けた屋根は瓦から鋼板にリニュしてありますし、まあ気持ち的には落ち着いておりました。

これが最後の余震であればいいのですが、そうはいきませんよね。
幾度も来る小さい奴でエネルギーが放出されればと願っています。

追伸:投稿したつもりでそのままでした。折角書いたので・・・。
でも、ちっちゃな余震多いですね。TVを見ているとしょっちゅう地震情報がでています。
休みの日に、録画してあった番組をまったりと見ていると、揺れても無いのに地震情報が出たりしてドキリとします。

不謹慎

震災3日目から毎晩飲み会 石巻市庁舎で、幹部ら減給

宮城県石巻市などは18日、東日本大震災の発生3日目から約1カ月間、災害対策支部のある石巻市役所桃生総合支所で毎晩飲み会を開いていたとして、総合支所長だった部長級職員(58)を減給10分の1(2カ月)、次長級職員(58)と課長級職員(56)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。

市によると、3人は3月13日から約1カ月間、地元の消防団長=当時=の男性(61)らに誘われ、震災対策などを協議する会議終了後の午後8時ごろから支所1階のロビーや2階の和室で、焼酎を飲むなどした。

石巻市は庁内の飲酒を禁止している。4月下旬に匿名の情報提供で発覚した。

 

via www.47news.jp

不謹慎!
といえば不謹慎で、規則を破ったのも事実だし、いけないことはいけないのですが、でも、飲みたい気持ちもわからないではない。
といったら、やはり不謹慎ですかね。