安産祈願

大きいお腹を抱えて訪ねてきた元社員。
まさに臨月、
細い体をしていたのに、お腹を中心に体全体がふっくらしています。
顔つきも柔らかくなって、お母さんになる前の女性の美しさを再認識しました。

高校を卒業後に入社して、資材購買の業務についてもらった彼女は、持ち前の負けん気と能力の高さで、お取引様とも社内のベテランとも丁々発止で渡り合い、皆の信頼を勝ち得てきました。
よき伴侶を見つけ、結婚、妊娠といたったのですが、
おい、60歳までは絶対勤めろよと、常々言ってきましたし、
彼女もそういうつもりでした。
しかし、震災以降、少し事情が変わりました。
震災によって、伴侶の勤務する会社の商圏を再編成せざるを得なくなったそうです。
当県から他県へ転勤、その結果、彼女も退社を余儀なくされました。
いつかまた、福島へ居を移したら、会社に戻ってこいよと話をしながら、
元気な赤ちゃんの誕生を祈りました。

思うのですが、働きながら子供も見ることのできる保育園付の会社をつくりたいなあ。
そこらへんのやわな男性より余程しっかりしている女性が沢山いるのですから、その人たちが存分に働ける職場をつくりたい。
彼女と話していて、そんなことを思いました。