お勉強疲れ

すっかりまいりましたですよ免疫の衰えは恐ろしいものですね、あれから一週間。

青と赤の円に白くツバメを染め抜いた飛行機で8年ぶりにごめんくださいましは揚子江デルタで一般的には江蘇省と言われているところ。
くさんかんむりに魚と稲と書くぐらいでございますから土地は肥沃で水も豊か。それがもう今や天突くばかりのビルやタワーが林立しその間を流れるような高速道路に新幹線やらリニアモーターカー、足元には地下鉄。いったいどうなっちゃてるのとよとばかりに目を丸くするのはGDP後塵を拝するようなった者どもよりも呉の国の孫権王ご自身かも。

4日間にわたり日系台湾系新嘉坡系ローカル系と色んな企業さんを刺殺じゃなくて視察。重箱の隅まで虫眼鏡で診てこようという試みは六十過ぎた老人には少し無理でしたでしょうか。
バネがへたってキシキスキショキシュと耳つく騒音を奏でるバスは走る走るひた走る。席は狭い尻は痛いこれはいったい外見はバスでもさにあらん40人乗りの籠ではないかいと悪態ついてもまあ致し方無き事で。この乗り物が基礎体力を奪っていったに違いなしとそう睨む今。

いや口にしましたな色々なものを。どんなものを食ってもウマいウマいと食う奴には結局叶わぬというのは真の理。これは辛いこれは甘いしょっぱい苦いまずい、抜かせと言いたくなるのはほかならぬ自身のことで。へたれな爺でございます。ついつい箸より杯のほうへ手が伸び、水割りのごとく軽い青島牌酒や琥珀色の甘い紹興酒が喉元を通り過ぎるのが多くなりまして5日目。

上海の朝5時は真っ暗で夜中から吐き気と下痢につき気持ちも真っ暗。寒気まで背筋を這い上がってくるのでございますからもう死ぬゾ。なのに無情の5時20分チェックアウトですからたまりませぬヨ。辺りにあるものすべてを鞄の中に突っ込んで無い髪振り乱しようやく例のバスのような乗り物へ。あとはひたすら寝る寝る寝るを繰り返し朧なるうちの帰宅に、もう許して。

それから一週間、主治医のいる大学病院に深夜の緊急外来、例によって困ったときの特効薬をたっぷり点滴され熱は下がり体は楽に。もつかの間こんどは毎夜の咳に悩まされてもう勘弁とうはいうものの回復の折にはきっと煙草と縁が切れます。
結論:中国○○は○○で○○か。