何が始まるんですかね

丸の内中央の改札口を出たら、警備の人や、大勢の人が広場を囲んでいたので、なんだなんだと早速首を突っ込んだ。
どなたかいらっしゃるんですかね、その辺の人に聞いたけど、誰も分からん。
さあ、なんなんですかねえ、偉い方がいらっしゃるんじゃないでしょうか、と皆さんよく分からずに足を止めている。
外交ナンバーの公用車が数台、傍に止めてあり、クルマには何やら派手な国旗らしきものが見て取れる。
あれはどこの国旗ですかねと、先ほど尋ねた人と違う人に聞いてみると、ベナンだという。
ベナン共和国ってどこなんですかと、逆に問われて、さあ、南太平洋の島国じゃないですかと答えたが、後で調べたらこれはまるっきり外れ。
警備の人が、写真の撮影をなさる方はフラッシュを焚かないでください、馬が驚きますから。
ひょっとすると馬車が来るんですかと、ベナンを教えてくれたご老人に尋ねると、信任状を頂きに行くときに車か馬車か選べるらしいですよ、ベナンの大使のようですと回答が返ってきた。
そのうち、皇居の方面が少し騒がしくなって、護衛の人が馬で先導し馬車二輌がやってきた。
馬車は丸の内中央口に付けられ、どうも、そこからは電車で帰るのかどうか、最後までは見届けられなかった。
ただ、馬車から降り立った何名かの方は、どう見ても南太平洋の島国の方ではないようで、褐色の大きな体にまとっていた原色の民族衣装は、アフリカのもののようであった。
いずれにせよ、珍しいものを見せてもらいました。

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