鳩時計の音がボクの恐怖を呼び起こす?

お医者さんの建物

子どもの頃、といっても小学生になる前かなあ。
あ、言っときますが、小生幼い頃の記憶は結構忘れずに持っております。
反面、最近のことをよく忘れるようになりましたが…。

横道にそれました。

小学校に入る前、体の弱い子だったボクは、ものもらいが出来た、飴玉を喉につかえた、風邪を引いた、下痢をしたなどなど、ともかく家族にはしょっちゅう心配をかける子でした。

その頃、そんな色々の折にお世話になったのがこの写真の建物。
その昔はS木医院といいましたが、何かあるとここにつれてこられたものです。

ここに来るのが怖くて、つれてくるたびに駄々をこね、往生したでしょうね。
玄関を入ると待合室があるのですが、やたら高い天井で、壁には鳩時計。例の松ぼっくりみたいのが先に付いた長い鎖が2本ぶら下がってる奴。で、時間になるとジーっとなってカタンと窓が開き、ポッポー。これがシーンとしているところに突然鳴るもんだから、怖かった。

それより怖かったのは、診察室。

あれ? そういえば先生の顔は覚えてないや。白衣だけだなあ。あとおでこに付いたドーナッツにような穴のあいた丸いきらきら光る鏡。それと聴診器。
黒いビニール張りのくるくる回る回転椅子。
先生の椅子も黒いビニール張りで肘掛が付いてる。
机の上の銀色に光る金属製の四角いお皿。
銀色のお皿に乗っているのはなにやら痛そうなものばかり。
そういったものに囲まれると、体が固まってしまって泣き出すにも泣き出せなかった。

幼い頃のそういう記憶が、この建物の前を通ると思わずよみがえってくる。
昭和の雰囲気を身にまとったこの建物、いつまでも残って欲しいものです。

通りに面した一階部分は後から付けたんでしょうね。

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